2024年08月05日
Q:相続税について税理士の先生にお伺いします。父の書斎にあった現金の扱いについて教えてください。(札幌)
先月、札幌に住む父が亡くなりました。遺言書の有無の確認と遺品整理のため、札幌の実家の父の書斎を片付けていたところ、引き出しの奥から現金がでてきました。これがいわゆる”たんす預金” なのでしょうか。金額も大きくどう扱ったらよいか分かりません。たんす預金は相続税申告の対象となるのでしょうか。たんす預金を相続税の計算に含める場合、相続税申告が必要になるかもしれません。なお、札幌の実家をくまなく探しましたが、遺言書はありませんでした。(札幌)
A:たんす預金等、被相続人が保有していた財産は全て相続税の課税対象です。
被相続人が保有していた財産は全て相続税の課税対象として扱います。今後も被相続人が保有していた現金が出てくれば、すべて課税対象となりますので相続人が集計します。
そのほかの財産について相続財産の調査を行い、たんす預金などの手もとにある現金も合わせて相続税申告が必要となる場合には、期限内に申告する必要があります。
相続税の申告は、相続人がご自身で相続財産を調査して相続税の対象かどうかをご確認の上、相続税額を計算して申告と納税を行う”申告納税制度”です。
たんす預金は銀行とは違って金額を証明するものがないため、相続人ご自身で集計を行いますが、申告納税制度だからと相続税の課税対象として計算せずそのまま保管することはできません。税務署は被相続人の生前の所得金額を把握しています。被相続人の銀行口座の残高を確認し、不穏な動きがあった場合は調査されます。税務署による調査があった場合には、被相続人の銀行口座のみならず、相続人の口座も多額の入金の有無や不穏な動きがないかの確認や、事情の確認などを求められる可能性もあります。
たんす預金を含め、相続税についてご自身での申告が不安という場合には、相続税申告の専門家にご相談されることをおすすめいたします。相続税の計算や申告は専門知識を要する場面も多く、複雑な手続きです。また、相続税申告は期限もありますので、期限内に相続人調査や相続財産の確認、遺産分割など進める必要があります。
札幌で相続税申告に関するご相談なら札幌・旭川相続税申告相談室にお任せください。札幌・旭川相続税申告相談室は札幌で相続税申告の実績豊富な専門家が、皆さんの相続税申告をサポートいたします。初回のご相談は完全に無料ですので、札幌で相続税のご相談ならお気軽にお問合せください。
2024年07月03日
Q:税理士の先生、相続税の配偶者控除について教えてください。(札幌)
配偶者控除について税理士の先生に教えていただきたいことがあります。私は、札幌で生まれ育った主婦です。旭川出身の主人が先月札幌市内の病院で亡くなりました。まさか主人が先に亡くなるなんて思ってもみなかったので、これからの生活を自分だけでやっていけるのか不安で仕方ありません。最初の壁が、夫が亡くなった後の手続きでした。役所の手続き、葬儀の手配や病院の精算等、子供に手伝ってもらいながらなんとかやれましたが大変でした。今後は遺産分割や相続税申告手続きをやらなければならないのでさらに不安です。夫の遺産には、札幌の自宅と札幌近郊の土地、そして預貯金があります。不動産が含まれるため相続税申告が必要ではないかと思います。ただ、預貯金はそんなに残っていないため、相続税の支払いをどうしようかと思っていたところ、友人から故人の配偶者は相続税の控除ができると聞いたので、その制度について教えてください。(札幌)
A:配偶者控除とは、故人の配偶者対象の控除で、相続税の税額軽減ができます。
ご家族が亡くなると、ご遺族には多くの手続きが発生します。ご経験された方の中には、悲しむ余裕のないほどであったと仰る方もいますので、ぜひご自身のお時間も大切にしつつ専門家に頼りながら進めるようにしてください。
亡くなった方の配偶者が、遺産分割や遺贈により実際に取得した正味の遺産額が、次の金額のどちらか多い金額までは配偶者に相続税はかからないという制度が配偶者の税額の軽減です。配偶者が実際に取得した正味の遺産額が、下記のどちらかの金額以下であれば、制度を利用することで配偶者は相続税を支払う必要がなくなります。
【相続税の配偶者控除】
ただし、配偶者の税額の軽減は、配偶者が遺産分割などで実際に取得した財産を基に計算されるため、相続税の申告期限までに遺産分割がなされていない財産は税額軽減の対象ではありません。また、相続税申告をきちんと行う事が前提とされています。
ご相談者様が懸念されているように遺産に不動産が含まれる場合はその金額が大きくなる可能性があるため、相続税申告が生じる可能性が高くなります。不動産は、現金のようにその価値をすぐにお金で表すことは出来ず、専門家が法的な知識をもって対象地の評価を行ったうえでその価値が決められます。
なお、相続税申告は、納税者ご自身で様々な計算をして納税額を算出しますが、その過程において、特例や控除を適正箇所で適用させることで、最終的な納税額を抑えることができます。相続税の申告納税に関してご心配、ご不安がおありの方は、相続税を専門とする税理士へご相談されることをおすすめします。
札幌・旭川相続税申告相談室は、相続税申告の専門家として、札幌エリアの皆様をはじめ、札幌周辺の皆様から多くのご相談、ご依頼をいただいております。
札幌・旭川相続税申告相談室では、ご依頼いただいた皆様の相続税申告について、札幌の地域事情に詳しい税理士が親身になってサポートさせていただきます。まずは札幌・旭川相続税申告相談室の初回無料相談をご利用のうえ、お気軽にご相談ください。札幌・旭川相続税申告相談室のスタッフ一同、札幌の皆様、ならびに札幌で相続税申告ができる事務所をお探しの皆様からのご連絡を心よりお待ち申し上げます。
2024年06月04日
Q:相続税申告の手続きは税理士に依頼しないといけないのでしょうか?(札幌)
私は札幌在住の60代の女性です。夫を亡くして数か月たちます。毎日のように泣いていた日々がやっと落ち着き、今は少しずつではありますが相続手続きを始めています。主人の相続人は私と子供たちの3人です。主人には預貯金が数百万円と家や土地などといった遺産があります。不動産があるため、相続税がかかるのではないかと思います。娘が相続税の控除のことなど、いろいろと調べてくれたので助かっていますが、今後は書類の準備や計算なんかをやらなければならないと考えると途方にくれます。相続税申告の手続きは難しいので専門家に頼もうと娘に話したところ、娘はお金もかかるから自分たちでやったほうが良いのではないかと言ってきました。そもそも相続税申告は税理士に依頼しなければいけないのではないでしょうか。相続税申告に関する知識や経験のない素人が手続きをすることは可能ですか?(札幌)
A:相続税申告は複雑な分野が多く、期限もあるため税理士に依頼したほうが安心です。
実際のところ、相続税申告を不慣れな方が行うことは可能ではあります。しかしながら、相続税の申告は内容がとても難しく、慣れない方が申告をしてしまうと計算ミスや様々な間違いが出てくる恐れがあります。税理士にも相続税申告に特化した税理士とそうでない者がいるほどです。もしも計算を間違えてしまうと本税の他に過少申告加算税や延滞税などといったペナルティが加算されてしまう場合があります。その点、相続税申告のプロに依頼すれば、期限内に申告できるだけでなく、その内容に間違いもなく安心です。
また、前項で少し触れましたが、相続税申告には期限が設けられています。相続税申告は手続きを始める前に遺産分割がまとまっている必要がありますが、この遺産分割協議は多くの手間や時間がかかる恐れのある面倒なものです。遺産分割の話し合いがようやくまとまったと思ったら相続税申告の申告期限まで時間がない!といった事態にもなりかねません。
なお、札幌のご相談者様の遺産には不動産が含まれているため、通常の相続手続きに加えて、不動産の評価や相続登記(名義変更)など面倒な作業を行う必要があります。一般の方が最初から最後まで相続税申告の手続きをすることも可能ではありますが、スピードと正確さの求められる相続税申告手続きは、多くの方が税理士へご相談されています。
札幌・旭川相続税申告相談室は、相続税申告の専門家として、札幌エリアの皆様をはじめ、札幌周辺の皆様から多くのご相談、ご依頼をいただいております。
札幌・旭川相続税申告相談室では、ご依頼いただいた皆様の相続税申告について、札幌の地域事情に詳しい税理士が親身になってサポートさせていただきます。まずは札幌・旭川相続税申告相談室の初回無料相談をご利用のうえ、お気軽にご相談ください。札幌・旭川相続税申告相談室のスタッフ一同、札幌の皆様、ならびに札幌で相続税申告ができる事務所をお探しの皆様からのご連絡を心よりお待ち申し上げます。
営業時間9:00~17:00(土日祝日除く)
相続・事業承継で頼りになるプロ セレクト100
に掲載されました
札幌・旭川相続税申告相談室では、初回の無料相談からお客様のお悩みについて親身にお手伝いさせていただきます。専門家が、安心のサポートを実現いたしますので、札幌・旭川近郊にお住まいの方はお気軽にご相談ください。